紫外線撮影・UVフィルターについて

参考:UV362-52(M52)紫外撮影用フィルター
UV350-TypeA紫外撮影用フィルターに製品が変わりました。

参考:カラーCMOSの特性曲線。
紫外360nmは約2%の感度、それに対して750nm付近では30倍?の感度。
紫外撮影用によく使用されているHOYA U360の特性曲線:HOYA HPより。
赤外(700〜800nm)で約10%の透過あり:屋外の場合問題があると思います。
当社で販売している紫外フィルター:UV362-52(M52)。赤外の透過を限りなく0にした製品。 UV365-T2:U360より赤外の透過を少なく(1.3%)した製品
紫外線撮影システム。
共通データー:

カメラ:SONY フルサイズ α7(改造:ローパス・色補正フィルター除去)
レンズ:引き伸ばしレンズ FUJINON-E f=80mm(ニコンマウント改造)
Eマウント:Koheisha E-NIKON マウント
フィルター:UV362-52・UV365-T2
※UV365-T2はUV362-52との比較のため掲載しました。各特性参照。
※屋外の場合、赤外線が多く含まれているため、赤外(700〜730nm)を透過しているUV365-T2は、屋外撮影では、CMOSの赤外域の感度が、紫外域の感度に対して非常に大きいので紫外線撮影の効果がありません。赤外線透過が1.3%でも効果ないことを考えると、10%赤外線を透過している、HOYA U360ではそれ以上に屋外の撮影は不可能ではないでしょうか。紫外線ライト等を使用しての室内撮影では問題ないと思います。
屋外撮影の場合、UV362-52はUV365-T2に対して露出に6倍もの差が出ているのは、赤外線の影響と思われます。
※本来は紫外線撮影に使用するレンズは、UV Nikkor 105mmが一番良いとは思いますが、高価なレンズのため、紫外線の透過率が少しでも良い引き伸ばしレンズをニコンマウント改造して使用しました。
※引き伸ばしレンズの他は、古いマクロレンズも紫外線の透過が良いのもありますが、最近のほとんどのレンズは撮影に悪影響を及ぼす紫外線の透過が悪いと思いますが、明るいレンズで絞りをある程度開いて使用すれば撮影が可能と思います。
紫外撮影用に使用した、もんしろちょうの標本。左:オス、右:メス 屋外の撮影状況。標本、カメラの位置関係。
屋外撮影。天気:晴れ。絞りF5.6、ISO800に統一
UV365-T2紫外フィルター。赤外線1.3%透過のため、屋外撮影の場合効果無し。シャッター速度1/500sec。※赤外の影響が大。
UV362-52(赤外透過0%)紫外フィルター。赤外線透過0%のため、屋外でも紫外線撮影可能。シャッター速度1/80sec。
室内撮影。撮影状況。
共通データー:

カメラシステムは屋外と同じ。
絞りF5.6、ISO2000に統一。
ライト:紫外照明用ブラックライト FPL27BLB 27W(ピーク波長:368nm)上から1灯使用。左写真参照。
※紫外照射照明のため、撮影結果はUV365-T2・UV362-52共に同じ状態。どちらも使用可能。
※シャッター速度の差は、紫外部特性の差。
UV365-T2紫外フィルター。シャッター速度1/80sec。
UV362-52紫外フィルター。シャッター速度1/60sec。

※紫外フィルターを使用した場合、撮像は赤く映りますので、実際はモノクロに変換して使用することになります。
※動画の場合、最低シャッター速度1/30secのため、感度を上げて撮影する必要があると思います。



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