IDAS IGAD(Ion-Gun Assist Deposition) & MBT(Multi Band-pass Technology) 干渉フィルター LPS-P2


世界の天体写真家で愛用されていた画期的光害カットフィルターLPS-P1をリニューアルし、LPS-P2として2003年12月26日より販売をしています。
LPS-P2IDAS独自のMBT(Multi Band-pass Technology)を駆使し、光害の基となる水銀灯やナトリウム灯の輝線をカットし、その他天体
からの光は極力透過する世界的にも類の無い驚くべき特性の光害カットフィルターです。
この
MBTにより、光害をカットしながらも非常に多くの透過帯を得ることが可能になり、色彩豊富な光害カット画像を提供します。
LPS-P2は連続スペクトル天体に対しての減光率が少ないので、従来の光害カットフィルターでは不可能だった銀河、反射型星雲、星団など
にも光害カット効果があります。 この特徴は眼視観測でも同じ事がいえます。
以上のように
LPS-P2LPS-P1の思想を受け継ぎながら、以下の点を改良しました。

LPS-P2では近赤外光の漏れを極力少なくしました(LPS-P1の1/10以下)。 単体で赤外カット効果がありますので、CCDのL画像用にも
安心して使用できます。
LPS-P2NBN-PV、BGR Type4などで採用している IGAD(Ion-Gun Assist Deposition)によりコーティングされています。
IGADは干渉フィルターの心臓部である多層薄膜を高密度化するもので、従来の多層薄膜で得られない以下の物性が得られます。
   
1、薄膜の耐久性が更に良くなりました。各フィルターの薄膜の硬さは石英ガラスに匹敵します。
     
また、多層薄膜とフィルター基板の密着性も著しく改善されています。
   
2、温度、湿度による分光特性の経時変化は人間が生活している環境内では全くと言って良いほどありません。

以上の改良により、CCDでの撮影時より使いやすく、また経年変化による特性変化を心配することなくご使用できます。

LPS-P2分光チャートはこちら