ラージサイズ(M52o・フィルター基板径φ50o又は49o)用スライド式フィルターアダプター
光映舎では以前よりアナウンスしていた大サイズ用スライド式フィルターアダプターの試作が完成いたしましたので報告いたします。
このアダプター製作の目的は、
 1.これから天体用冷却CCDカメラのラージフォーマット化に対応したフィルターワーク
   CCDチップが35oサイズフォーマット(チップの対角寸法φ43o)迄はこのスライドアダプターで対応可能と思います。
 2.シュミカセ用レデューサーF10→F3.3使用の場合には、レデューサーの後方からのフランジバックは約25oですので、冷却CCDカメラの構造上レデューサーとCCDカメラの間にフィルターを入れることは出来ません。そのためにはレデューサーの前面にフィルターを入れることになります。そのために光束が1/3に絞られますので大きなサイズのフィルターを使用しなければならないことになります。下記の写真左上はこのレデューサーです。今回製作したのはミードのレデューサーを使用しました。
 3.銀塩の場合、レンズとフィルムホルダーの間にこのスライドアダプターを使用すれば銀塩のフィルターワークも楽しめます。特に3口用スライドアダプターにR・G・Bフィルターを使用して、TP6415水素増感フィルムを使用し、カラー合成も楽しめると思います。特に最近のカラーフィルムは赤が出ないといわれていますが、R・G・B合成であればこのことについても解消させるのではないでしょうか。
 4.その他の目的。いろいろ考えられると思います。その他のサイズについても製作が可能です。

現在使用可能なフィルターは、当店で販売している標準測光用U・B・V・R・I・L(M52o)は使用可能です。当店で販売している冷却CCD用L・R・G・B Type 2とほぼ同じ特性はL・R・V・Bです。詳しくは標準測光用U・B・V・R・I・Lの特性曲線をご覧下さい。
スライド枠のフィルター数は1口、2口、3口、4口用を製作いたしますので、目的に応じてお選びいただけます。

下記写真はシュミカセ・レデューサー(F10→F3.3)用です。マウントはMUTOH CV用です。他にST-7/8/9EBJBT等も製作できます。
写真上中側のリングの中にはM52o(フィルター径φ50o)のフィルターを常駐させることが出来ますので、当店で販売している光害カットフィルター(LPS-P1)等を常駐させておくことが出来ます。

ST-1001E用スライドフィルターアダプターの試作が完成いたしました。
スライド枠の厚さは8o、フィルター基板サイズはφ49o又はφ50o(それ以下のサイズのフィルターも取付可能)。
光映舎で販売のM52o標準測光用UBVRILが使用できます。カラー合成にはBVRLをご使用下さい。
ST-7/8/9/10(E)シリーズも使用可能です。
※フィルター基板の厚さは、スライド枠の厚さの関係で4.5o以下です。それ以上厚いフィルター使用の場合には、スライドフィルター枠の厚さ10o、12o等製作可能ですのでお問い合わせ下さい


上記はST-1001E用に製作したスライドフィルターアダプターです。取付は写真のようにカメラ本体にダイレクトに接続します。この方法はST-7/8/9/10シリーズのDブロックを取り外してそこに取り付ける方法ですので、ST-7/8/9/10シリーズにも使用可能です。








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