マイクロ広角レンズの全て

8.超望遠からマクロまでカバー

MWレンズの優れた万能性(1):マイクロ望遠レンズ

'05/6/18

Kochan


今回は、マイクロ広角レンズとは似ても似つかないマイクロ望遠レンズのお話です。このマイクロ望遠レンズは超望遠レンズ

なのですが、被写体までの距離が無限大から数センチまでフォーカスするのでマクロレンズまでの機能がシームレス

(実は次の節で顕微鏡までシームレスに化けてしまう)なので大変使い勝手の良いレンズです。このマイクロ望遠レンズに

変身させるには単純にCCTVレンズを焦点距離が25mm以上のものに置き換えるだけで良いのです。CCTVレンズ

のサイズは35mmフィルムケース程度ですから、マイクロ広角レンズや超望遠レンズ数個をズボンのポケットに入れて持ち歩く

のは何でも無い事です。重たい1眼カメラの交換レンズを背負って運ぶのを思い浮かべると笑ってしまいますね。今回のCCTV

使用レンズは、メーカが不明なのですが型名 MV-2514N(f=25mm) です。お店ではメガピクセル対応として出していますので

それなりの解像度を持っています。使用カメラはEOS D60(撮像サイズはAPS−C、630万画素)です。マイクロ広角レンズ

はタイプB ノーマル仕様(中身の顕微鏡対物レンズはUMPlanFl 5x:プランセミアポクロマートクラス)です。

今日は、お天気も良かったので自宅の庭にてテスト撮影です。遠くも、近くで花も撮影できるはずだったのですが、始めたのが

15時半でしたから日がすぐに傾いてしまい、色々と欲張ることができませんでした。

 

・マイクロ広角レンズに換えて、25mm望遠レンズを装着したところです(実は10mmの延長Cマウントが入っています)。これを私はマイクロ望遠レンズと呼んでいます。

・実験に入る前に、24-85mm  EOSレンズの24mm端でA3ノビ(329x483mm)のテストチャートを縁台の上に横置きで立てかけて(傾き5度)あります。テストチャートまでの距離が1.8m、その後ろの柿の木が更に1.8m、白いフェンスの手前の枕木までが更に1.8mとなっています。

 

 

 

 

・これは、ズーム端の85mmでの撮影です。テストチャートが丁度画面いっぱいに広がっています。APS-Cの撮像エリアですから、実質1.6倍の136mmに相当します。

 

 

・マイクロ望遠レンズに交換です。撮影場所は同じ所から、上図の赤で囲った辺りを撮影です。三脚がありますから、手持ちでの撮影であることは想像に難く無いですね^^;。

 

 

 

 

・三脚にちゃんとセットして上図と同じ位置から、マイクロ望遠レンズの撮影開始です。このパターンの中の升目は40mm角となっています(定規を参照)。この関係から250mm相当の望遠レンズとなっていることがわかります。絞りは2.8です。目盛りは1.4までありますが、本体の構造上2.8より明るくはなりません。

・絞りを5.6に換えました。被写界深度が少し向上、解像度が若干甘くなっている感じがします。実はCCTVレンズをほんのわずかあおってあり、被写界深度を見ている画像なのですが、説明は省略します。

 

 

 

・絞りを16にしました。画像のボケがはっきり現れ始めているのがわかります。このレンズの常用位置は2.8〜8までが妥当な所となることがわかります。

 

 

・ズーム筒をいっぱいに伸ばしました。画角から350mmに相当することがわかります。しかし、画像の甘さが出てきているのでズーム筒を使わなくとも被写体の解像度は全く変わっていません。メガピクセルサポートと言っても2.5M程度のレンズであることがわかります。従って被写体の詳細情報は何ら変わっておらず情報量が多くならないのではズームの意味がありません。デジタルズームと同じことになってしまいます。もっと良いCCTVレンズの出現が待たれます。

 

 

・絞り5.6にて、被写体までの距離を0.8mまで近づきました。写っている画面は11.5x7.5cmのサイズがとなっています。

 

 

・芝の花だと思うのですが、ピンクの小さな(約4mm)花です。12cm離れて撮影です。

 

 

・さらに、3.5cmまで近づいての撮影です。

・同じ3.5cmの距離からの撮影です。日が長くなってしかも雲にかかってしまいました。バックは鉢の煉瓦色です。

以上望遠風景の撮影から、マクロ撮影までを1本のCCTVレンズ(f=25mm)でこなすことができることを紹介しました。次の節ではもっとすごい顕微鏡の領域まで使えることをご紹介します。

 

 

 

 

 

  

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